LCCM住宅を購入するメリット・デメリットをご紹介
一戸建ての住宅を購入している方で、環境に良い暮らしをしたいと考えている方は少なくないと思います。
そこで、今回は建築から廃棄まで環境にやさしい「LCCM住宅」についてご紹介していきます。
LCCM住宅とは何?補助金が出る条件
LCCM住宅は、「ライフ・サイクル・カーボン・マイナス住宅」の略で、建築から廃棄までを総合的に見て、CO2排出量の収支をマイナスにする住宅のことです。
CO2排出量を減らすという観点で似ている住宅で言えば、「ZEH住宅」があります。
ZEH住宅は、建築後のCO2排出量の収支をプラスマイナスゼロにする住宅のため、住宅の一生を見るLCMM住宅と考え方の根底が異なるのです。
次に、LCCM住宅の補助金についてご紹介します。
LCCM住宅を建築する場合、以下の認定基準を満たすことで、補助金を受け取ることが可能です。
竣工後3年以内の住宅で、認定委員会が一定の条件を満たすと判断した場合、一戸あたり上限125万円を受け取れます。
LCCM住宅を購入するメリット
LCCM住宅を購入するメリットとして、以下が挙げられます。
●環境にやさしい暮らしができる
●断熱性が高いため光熱費が安く済む
●健康に良い暮らしができる
LCCM住宅は、高い断熱性を持った断熱材が使われます。
その効果で、暑いときには涼しく、寒いときには暖かく生活することができるでしょう。
室内の温度変化が少ないため、健康に良い暮らしができます。
また、エアコンなどの家電を使う機会が減るために、光熱費を安く済ませることができるメリットもあります。
LCCM住宅を購入するデメリットをご紹介
LCCM住宅を購入するデメリットとして、以下が挙げられます。
●初期費用が高い
●LCCM住宅を扱う建築会社が少ない
●屋根や間取りの形式が限られることがある
初期費用は、高い断熱性を持った断熱材の使用やエネルギー生産に太陽光システムを備えるため、初期費用がどうしても高くなります。
しかし、補助金が出たり毎年の光熱費が安くなったりするため、長期的にはプラスになる可能性があります。
次に「LCCM住宅を扱う建築会社が少ない」点です。
LCCM住宅の推進がはじまってからの年月は浅いため、対応できる会社が少ないのが実情です。
一般住宅の建築を、建築会社に依頼する場合は、比較的選択肢がありますが、LCCM住宅では必然と選択肢が少なくなってしまいます。
また、少しでも多くの太陽光パネルを積むために、屋根の形状・流れる方向などに制限できるケースがあります。
その結果、部屋の間取りにも制限されることに繋がることもあるので、あらかじめ知っておきましょう。
まとめ
LCCM住宅は、CO2排出量の収支をマイナスにする住宅です。
環境面や生活を長期的に見ると、メリットが大きいと思われますが、建築時のデメリットがあるのもまた事実です。
今回の記事で知ったことを通して、LCCM住宅を一度、検討してみてください。
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