不動産の購入時に利用できるローンの種類と選択するうえでのポイントとは?
不動産の購入時に住宅ローンを利用するうえで、さまざまな種類の住宅ローンのなかから、適切な住宅ローンを選ぶにはどうしたら良いのでしょうか。
この記事では、不動産の購入を検討している方に向けて、不動産の購入時に利用できるローンの種類などについてご紹介します。
不動産の購入時に利用できるローンの種類について
不動産の購入時に利用できる、住宅ローンの種類についてご紹介します。
●フラット35
住宅金融支援機構と、民間金融機関の提携による住宅ローンです。
返済中は、「全期間固定金利」であることが特徴です。
利用するためには、購入する物件が一定の技術基準を満たし、建築基準法に適合しているなどの条件を満たす必要があります。
●公的融資
自治体による融資制度です。
自治体から融資を受ける場合や、民間の住宅ローンの利子の一部を補助する場合など、自治体ごとに異なる対応となるため、お住まいの自治体や勤務先の自治体に制度があるかを確認しましょう。
●民間融資
銀行などの民間金融機関が扱う住宅ローンです。
条件を満たすと金利が優遇される場合もあり、それぞれが特色のある住宅ローンの商品を取り扱っています。
不動産の購入時にローンを選択するうえでのポイント
不動産の購入時に住宅ローンの選択をするうえでのポイントをご紹介します。
現在の金利と将来の金利を見据えた金利タイプを選択しましょう。
金利が将来的に上がりそうな場合は長期の固定金利型ローンを利用し、金利が下がりそうな場合は、変動金利型のローンや、固定期間が短期間の固定金利型のローンを選択する点がポイントです。
また、将来の収入・支出などの資金計画にあわせた金利タイプを選択する点もポイントです。
子どもの教育費が必要な期間は固定金利にしておくなど、教育費が必要な時期に金利上昇の影響を受けないように注意しましょう。
不動産の購入時に利用できるローンの金利タイプについて
不動産の購入時に利用できる、ローンの金利タイプについてご説明します。
●固定金利
全期間固定の金利タイプと、一定期間金利を固定するタイプがあります。
全期間固定金利型ローンは、返済が終了するまで金利が変わらないため、返済額の変動がありませんが、金利が高い傾向にあります。
一定期間の固定金利型ローンは、固定期間が終了すると金利上昇の影響を受けるリスクがあるため、注意が必要です。
●変動金利
多くの金融機関で金利が低めに設定されていますが、一般的には6か月ごとに金利の見直しがおこなわれるため、金利の上昇による返済額の増加に備える必要があります。