相続のときの遺産分割協議とは?トラブルの解決策もご紹介!
相続財産のなかでも分割が難しいのが不動産です。
遺産分割協議とは相続人が全員でその遺産の分割方法を決めていくものなのですが、一つの土地を複数人で分けるのはトラブルにも発展しがちです。
今回は遺産分割協議とはなにか、発生しがちな不動産相続のトラブルやその解決策についてご紹介します。
遺産分割協議とは?
遺産相続協議の目的は、相続する財産が誰のものか決めるためにあります。
相続人の全員で実施する必要があり、遺産相続後に改めて相続人が増えたり、一人でも居ないと無効になり、いちからやり直しです。
相続人の確定ができたら、続いてはどう財産を分配していくのか確定していきます。
このように相続人全員で遺産の分け方を相談するため、協議自体でもトラブルに発展しがちです。
純粋に現金などのように正確にその場で分けられない土地は、とくに不平等などでトラブルに発展することが多いです。
相続でトラブルになりがちな不動産の遺産分割協議
相続人があまりにも多いと、平等に分配が難しいという理由以外に、相続人が集まらないという問題もあり、これだけでも揉めます。
遺産分割協議には相続人全員の承諾が必要になるため、こうしたトラブルが発生します。
分割の割合が不平等になってしまったり、分割方法に納得がいかなかったりすることでも亀裂が生じやすいです。
そうなってしまえば親族同士の仲が悪くなってしまったり、一人ひとりの精神的負担が増えたりと気疲れしてしまいます。
こうしたトラブルにならないよう、生前からの話し合いはしっかりおこなっておきましょう。
遺産分割協議におけるトラブルの解決策とは?
相続人が多いと全員のスケジュールを合わせるのは大変です。
しかし事前に相続が発生したときのことを想定してある程度準備をしておけば、親族同士がいがみ合う必要もありません。
事前にどのように財産を扱うのか、というのを親族同士で話し合っておけば、遺言書がなくてもスムーズです。
または被相続人に頼んで法的効力のある遺言書を作成しておいてもらう、というのもトラブルを避けるためには必要です。
こうした遺言書も、しっかりと効力のあるものを用意しないと意味がなくなってしまうということを本人に伝え、作成するときは弁護士などに依頼してしっかりと効力のあるものを作ります。
さらに遺言執行者も決めておけば、よりスムーズに相続が進みます。